子供の不登校改善をサポートする上で覚えておくと便利なキーワードが、
「セロトニン」
です。
セロトニンとは、簡単に言えば「精神を安定させる脳内物質」のこと。このセロトニンが不足すると、精神バランスが崩れ、顔色も悪くなり、ネガティブに考えるようになり、暴力的になったりうつ病になったりすると言われています。
・精神バランスが崩れる
・顔色が悪くなる
・ネガティブになる
・暴力的になる
・うつ病になる
・食欲不振になる
・便秘や下痢などの身体的不調が現れる
これらの傾向、不登校の子供によく見られる傾向だと思いませんか?
不登校の子供の傾向とセロトニン不足の傾向が類似している。
……ということは、セロトニン不足を解消すれば不登校が改善に向かうかもしれませんよね。
「セロトニン」
このキーワードを頭に置いておくと、不登校改善に向けて何が必要か明確化しやすくなるでしょう。
先ほどセロトニン不足がどんな症状を招くかお伝えしましたが、それとは反対に、セロトニンが活発に放出されるようになるとどうなるかもお伝えしておきます。セロトニンが活発に放出されるようになると、次のようになると言われています。
・心が元気になる
・自信が湧く
・感情をコントロールしやすくなる
・意欲的になる
・集中力が増す
・行動力が高まる
・よく眠れるようになる
不登校の子供が上記のように変わったら、どうなるでしょう?
心が元気になることで、学校に行き始めるかもしれません。
自信が湧くことで、友達と普通に遊べるようになるかもしれません。
感情をコントロールしやすくなったことで親・先生・友達との問題が解決する可能性も出てきます。
意欲的になって何か新しいことにチャレンジする可能性も出てくるし、集中力が増して猛烈に勉強する可能性も出てきます。
行動力が高まって、親の仕事の手伝いをしたりアルバイトを始めたりする可能性も出てくるでしょう。
よく眠れるようになることで昼夜逆転が直り、それがきっかけで登校を開始するかもしれません。
ほぼ確実にと言ってもいいほど、嬉しい変化が起きるはずです。
ですから、セロトニン不足の解消により子供の状態が変わり始めれば、不登校改善はグングン進むんですよ。
ここで、セロトニン不足を解消するポイントをいくつかご紹介しましょう。
参考にできそうなものから参考にしていただけたら嬉しいです。
(1)運動
これは効果抜群です。
一般的には「一定のリズムで運動するとセロトニンが増える」と言われていますが、私はそこにこだわる必要はあまり無いと思っています。なんでもいいので、その子が楽しめる運動を見つけられたらそれで十分です。(その子が楽しめるものじゃなければ、どうせ続きませんからね)
その子に合った、その子が楽しいと思える運動を見つけられるよう、親がサポートしてあげてください。ちょっと面白そうなスポーツの体験会に親子で参加してみるなど、ほんの少しのアクションがその後の大きな変化のきっかけになることも多いんですよ。
もちろん、無理強いは禁物です。親が子供を動かそうとしたら逆効果が生じますので、そのあたりは気をつけながらやってください。
私がこれまで不登校サポートしてきた中で「意外とこれが効くんだなぁ」と判明しているのは、自転車こぎ。自転車でどこかに通うようになってからだんだんと前向きになり、その後鮮やかに不登校脱出していく事例はけっこう多いものでした。
外出できる子供の場合には、自転車移動を増やす工夫をするのもいいでしょう。
(2)料理
セロトニンはトリプトファンという物質から作られると言われていますので、トリプトファンが多く含まれているものを料理に含めることでセロトニン不足の解消につながります。
トリプトファンが多く含まれているのは、かつお(鰹節含む)・マグロ・豆腐・豆乳・納豆・味噌・きなこ・ごま・アーモンド・ピーナッツ・バナナ・卵・チーズ・牛レバー・豚ロース・鶏胸肉・生姜・にんにく・唐辛子……など。(※)
※ビタミンB6を多く摂取できるものも含む。(セロトニンはビタミンB6からも合成されるため)
興味深いのは、
「腸からセロトニンを出すならカレーを食べるのが一番効果的」
言われている点。
本当に!?と思わず疑ってしまいそうですし、「カレーを食べてもセロトニンは増えない!」と断言している専門家もいるので盲信する必要はありません。
ただ、私の以前のサポートで、あるお子さんがある日突然カレーにハマりだして、それから毎日のようにカレーを食べていたらどんどん性格が明るくなった事例があります。
頭の片隅にでも「カレーが不登校改善に効くかも!」と覚えておくといいかもしれませんよ。
余談ですが、食生活が安定している子供は不登校を抜け出すのも早いものです。お子さんがバランスのとれた食事をしっかりととっているようなら、それはかなり不登校改善しやすい状況ですから喜びましょう。
(3)感情表現
「笑う」「泣く」といった感情表現によってセロトニン分泌が活性化されると言われています。
子供が笑ったり泣いたりできる機会を奪わないように注意してください。
大好きなアニメを見て泣いていたり、ネットの動画を見て笑い転げていたりするなら、それはセロトニン不足解消に動いています。
親としては、
「学校に行かずアニメばっかり見ているなんて信じられない!そういうのは、やることやってから見るべき!」
と思ったり、
「ネット動画を見て笑い転げる余裕があるなら、将来のこと考えて勉強するとかマシなことしなさいよ!」
と思ったりするかもしれませんが、セロトニンというキーワードが頭にあれば「これがセロトニン不足の解消になっているのかもなぁ」と考えることができ、余裕を持って見守れるでしょう。
余談ですが、ペットを飼いはじめたことがきっかけで不登校改善に向かうケースが多いのもこのあたりにあるのだと思います。
ペットを見て笑う機会が増えることでセロトニン不足の解消が起き、だんだんと元気になっていく。そのエネルギーチャージで不登校から抜け出していけるのでしょう。
※ちなみに、ペットとのスキンシップ自体にもセロトニン分泌を増加させる効果があるそうです。
以上、セロトニン不足を解消するポイントを3点だけお伝えしました。どれか参考にできそうなものがあったら、出来る範囲からで構わないので参考にしていただけたら嬉しいです。
執筆者: シア・プロジェクト代表 木村優一
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