不登校解決策ブログ

親御さんの喜びの声の数、日本一!!創立から13年、信頼と実績を積み重ねてきた不登校支援機関SIAPROJECTの代表(木村優一)が無料で不登校解決ノウハウを公開しています。

登校しぶりはわがまま?優しさ?【親の対応、3つのステップ】

 

登校しぶりの段階で上手に対応すれば、不登校悪化に至らず、不登校長期化を避けることができます。

 

ほんの少し対応に気をつけるだけで子供の未来がまったく違ったものになりますから、この記事の太字の部分だけでも読んでいただけたら幸いです(^-^)

 

 

私も、登校しぶり経験者

 

朝ごはんをわざとゆっくりと食べる……

 

わざとゆっくりと動いて洗面に時間をかける……

 

わざとゆっくりと動いて歯磨きに時間をかける……

 

朝、わざとけだるそうに登校の支度をしてなかなか動かない……

 

支度が済んでカバンに必要なものを全部入れてあるのに、わざわざ中身(教科書や筆記用具など)を全部出したり入れ直したりして、忘れ物がないか確認するフリをする……

 

お腹が痛いと母親に訴える……
頭も痛いと母親に訴える……

 

上記はすべて、私自身が過去に行なったことです。
いわゆる“登校しぶり”の状態を私はひととおり経験しました。

 

学校に行きたくない気持ちを親に言えないから、なんとなくの行動で示すしかない……そんなことを思っていた気もしますが、何も思っていなかった気もします。意識的に親に訴えている感覚と、体が勝手にそうなってしまう感覚。半々のような気もします。そこのところはあまりハッキリとしていませんでした。

 

きっと、親は(特に母親は)そんな私を見てイライラしたでしょう。

 

「さっさと支度してさっさと学校に行きなさいよ!」

 

と。

 

登校しぶりがしばらく続くと、今度は心配になったはずです。

 

「えっ……もしかしてこの子はこのまま不登校になってしまうの?」

 

と。

 

母親が精神的にダメージを受けている様子は明らかでした。そして、その弱った母親を見て誰よりも傷ついたのが、母親を傷つけた張本人である私自身だったと思います。当時の私にとって母親は神様のような存在。そんな存在を苦しめているのですから、そこには罪悪感のような、自己が崩壊するような、なんとも言えない痛みがありました。

 

それに加え、情けなさも。誰よりも母親の期待に応えたかったのに、それに応えられず、それどころか、母親にとって「恥ずかしい子供」になってしまった……そんな自分が嫌で嫌でたまりませんでした。

 

私はそのときに苦しかったのです。
死ぬほどに。

 

学校に行ったほうがいいと思うけどどうしても行きたくない苦悩と、母親を苦しめていることによる苦悩。それらがダブルで覆いかぶさる毎日で、文字通り、死んでしまいそうでした。それほど苦しくてツラくてたまらないのに、若さのエネルギーは皮肉なものです。10代の若い私にはタフな一面もあり、表面上はがんばって明るくふるまうことができました。

 

雑誌で知った情報をいかにも賢そうにしゃべったり、テレビのクイズ番組で難問が出題されるとそれを必死で解いて親に誇らしげに答えを教えたり、親を驚かせるようなウソをついて楽しませようとしたり……

 

私は「これ以上、親を苦しませたくない」と思っていたのです。
……と同時に、親に認めてもらいたかったのです。

 

「あなたは楽しい子だね」「賢い子だね」と思われたかった……

 

そう思われることで子供として認めてもらえる気がしたし、親の期待にもほんの少しだけど応えられる気がしていた……

 

そんな気持ちが心の奥底にありました。

 

私の親もそうだったと思いますが、ほとんどの親御さんは子供の表面的な明るさを見て「この子は学校以外のことなら元気なのね」といった程度に解釈するでしょう。ひどい場合には「この子は能天気ね……」などと思ってしまうかもしれません。

 

その解釈のズレが、すべての悲劇の始まりです。
子供は親が思っているほどバカではないのです。

 

親の解釈がズレていると、子供は徐々にそれを察知し、「親が見ている自分」と「自分が見ている自分」が異なることに気づきます。そして、その“違い”を「親は自分のことを理解してくれない」ととらえます。その思考が生じてしまうと、子供はなかなか心を開きません。

 

「どうせ分かってもらえないから……」と考えて親に本音を話さなくなり、しだいに目も合わせなくなり、それがエスカレートしてくると部屋に引きこもって顔も合わせなくなります。そうして「なんとか学校に行けていた登校しぶり」から完全不登校へ。しだいに不登校悪化。不登校悪化が進むとだいたいは不登校が長期化します。

 

そうなることを避け、不登校悪化(不登校長期化)に向かわせないのが、プロの力です。

 

 

 

登校しぶりに、どう対応すればいい?【STEP1】

 

過去の私のような“登校しぶり”を子供が見せたとき、親はどう対応すればいいのでしょうか?

 

まず、意識したほうがいいのは「子供の優しさ」です。

 

子供は親のことを思っているからこそ、自分の気持ちがはっきりと言えません。

 

「学校に行きたくない」と思っていても言えない……
「学校に行きたいけど行けない」と思っていても言えない……

 

本音を言えば親が苦しむと子供は分かっています。

 

だから言えません。

 

言えないから、言う代わりに「行動」や「体の不調」でなんとなく訴えるのです。

 

親が苦しむと分かっているから本音が言えない(=行動や体の不調で訴える)。
それは子供の優しさです。

 

相手(親)の気持ちを思う優しさがあるからこそ、本音を言わず、不自然な行動で必死に訴えるのです。

 

場合によっては自分の体を傷つけてまで(体調不良になる形で)訴えるのですから、そこにどれだけの巨大な優しさがあるか、少しイメージしてみればよく分かるでしょう。

 

子供が登校しぶりを見せたら、子供の内側からあふれている優しさに気づいてあげることです。そうして子供の優しさに目を向けるだけでも親の気持ちが変わり、落ち着いて子供と接することができます。

 

 

 

登校しぶりに、どう対応すればいい?【STEP2】

 

STEP1ができたら、次は共感です。

 

子供の気持ちに共感するために、あなた自身がつらい状況に置かれる様子を想像してみましょう。

 

例えば、あなたが“ひどい会社”で働くことになったら……と想像してみるのです。

 

その会社は、仕事でちょっとミスしただけでも怒鳴られ、上司から殴られたり蹴られたりする会社です。そこにあなたは毎日通って働くのです。

 

その労働の日々で、あなたはどんな気持ちになるでしょう?

 

気持ちを想像してみてください。

 

例:「会社に行って生活費を稼がなければと思うけど、どうしても会社に行きたくない……この毎日から逃げ出したい……逃げ出したい気持ちを誰かに言いたいけど言えない……言ってもどうせわかってもらえない……味方になってくれる人がいたらいいんだけど、誰も味方になってくれない気がする……」

  

上記のような気持ちになったら、体はどうなると思いますか?(想像してみましょう)

 

例:胸が苦しくなったり、呼吸が浅くなったりする……

 

心身の状態がそこまで落ちているときに、身近な誰かから

 

「そんな弱気でどうするの!働くしかないんだから!さっさと会社に行きなさいよ!」

 

と言われたら、どんな気持ちになるでしょうか?

 

目に映るまわりの景色は、どんな景色に見えるでしょうか?

 

こうした想像をすると、登校しぶりの子供の気持ちに共感しやすくなります。登校しぶりの子供はこの例のような気持ちと体の状態ですから、そのイメージが少しでもできれば“共感”に近づくのです。

 

共感が少しでもできると、その後は子供の様子が違って見えるでしょうし、親御さん自身の気持ち(考え方)も変化しているはずです。このように親御さん自身に変化を起こした後で子供とコミュニケーションをとると、良好なコミュニケーションがとれます。

 

実は、こうしたちょっとした工夫が「登校しぶりへの対応」として効果抜群で、このちょっとしたことで子供の将来が大きく変わります。“ちょっとしたこと”がものすごく重要であることを覚えておきましょう。

 

 

 

登校しぶりに、どう対応すればいい?【STEP3】

 

STEP1とSTEP2ができたら、子供の話を聴くステップに移ります。

 

登校しぶりの子供には「言いたくても言えないこと」があるはずですから、それをしっかりと聴いてあげることで子供の気持ちが解放されて、失っていたエネルギーがよみがえります

 

話を聴く過程では、子供がなかなか本音を話さないのでもどかしく感じるかもしれません。本音を話し始めても、要領を得ない様子にイライラするかもしれません。でも、そこで質問攻めにしたり「それってこういうことなの?」と勝手に結論づけたりすれば、子供の話が止まってしまいます(そしてそれ以上の話が聴けません)。そうなってしまうとすべてが台無しですから、グッと我慢して聴きましょう。

 

(本当は我慢せずに聴けるのが理想ですが、そこまですぐにできる親御さんは少ないと思いますので、対症療法的となりますが“我慢して聴く”でもこの段階ではOKです)

 

十分に話が聴けて、子供の本音が聴けたら、親としてどんなサポートができるか考えやすくなります。それと同時に、本音を吐き出せた子供は気持ちがスッキリし、学校に行きやすくなります。しだいに登校しぶりがなくなっていくでしょう。

 

 

以上、STEP1→2→3。これだけでもやってみてください。

 

ここでお伝えした「登校しぶりへの対応」は「親も子供も助かる方法」です。子供の登校しぶりに対する対応は奥深いものですから、上記がすべてとは言いません。さらに知っておいたほうがいいこともたくさんあります。

 

ただ、上記を読み、意識と行動を少し変えてみるだけでも十分な効果が得られるはずです。この記事を活用していただき、ひとりでも多くの子供達が救われることを祈っています。

 

 

 

執筆者:シア・プロジェクト代表 木村優一

 

 

 

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