不登校解決策ブログ

不登校改善の圧倒的な実績はホームページをご覧ください。(PDF1639ページ掲載/2025年4月時点・増加中)創立から17年、信頼と実績を積み重ねてきたSIAPROJECTの代表(木村優一)が無料で不登校解決ノウハウを公開しています♪

五月雨登校の克服方法|お子さんへの「頑張ったね」が逆効果になる本当の理由

公開日:2023/11/3
更新日:2025/6/16

 

すべての記事の監修は、17年間で1,600ページを超える親御さんからの喜びの声を集めてきた「SIAPROJECT」が担当しています。一人で悩まず、一緒に一歩ずつ進んでいきましょう。

 

お子さんが学校に行ったり、行かなかったり……。

 

そんな日が続くと、親御さんとしては気が休まりませんよね。

 

「今日は行けるだろうか」

 

「昨日休んだから、明日はどうだろう」

 

と、カレンダーと睨めっこしながら、一日一日、心が揺れ動いているのではないでしょうか。

 

そのお気持ち、痛いほどわかります。私たちSIAPROJECTは、今年で17年目になります。この長い間、数えきれないほどの親御さんと一緒に、この「五月雨登校」という、先の見えない霧の中のような道を歩んできました。

 

もし今、あなたがお子さんのことで心を痛めているのなら、まず一つだけ、知っておいてほしいことがあります。

 

五月雨登校は、お子さんの未来にとって「大きなチャンス」になり得る、ということです。

 

もちろん、そこには同時に、見過ごしてはならない「大きなリスク」も潜んでいます。

 

この記事では、私たちが17年の支援で培ってきた知見と、実際に不登校を経験した私(木村優一)の当時の出来事を元に、その「リスク」をどう避け、「チャンス」を最大限に活かすのかを、具体的にお伝えしていきます。

 

どうか、肩の力を抜いて、最後までお付き合いくださいね。

 

<目次>

 

光と影がとなりあう「五月雨登校」の時期

 

「五月雨」とは、ご存知の通り、降ったり止んだりを繰り返す長雨のこと。

 

五月雨登校とは、まさにその言葉のように、登校が“断続的”になっている状態を指します。

 

週に1〜2日休むけれど他の日は行く、というような、行ったり行かなかったりを繰り返しているなら、それは五月雨登校と言えるでしょう。

 

この時期は、お子さんの心の中で、「学校へ行かなければ」という気持ちと、「どうしても足が向かない」という気持ちが、激しくせめぎ合っている状態です。

 

だからこそ、この時期の対応は、お子さんの未来を大きく左右する、とてもデリケートで重要な意味を持つのです。

 


見過ごしてはならない「影」の部分(リスク)

 

まず、知っておかなければならない影の部分、つまりリスクについてお話しします。

 

それは、お子さんが「無理」を重ねているということです。

 

学校に行けた日は、もしかしたら、すり減った心と体に鞭打って、なんとか玄関のドアを開けたのかもしれません。

 

教室で友達と笑っていても、家に帰る頃には、すべてのエネルギーを使い果たしてぐったりしている……。そんなことはありませんか?

 

この小さな「無理」が、気づかぬうちに心の中に降り積もり、ある日突然、コップの水が溢れるように心を壊してしまう危険性があります。

 

その先にあるのは、完全不登校や、行き場のない苦しみが形を変えた家庭内暴力、そして家庭そのものの崩壊といった、あまりにも悲しい結末です。

 

そうなる前に、私たち大人ができることがあります。それは、お子さんの心に降り積もる「無理」を、優しく取り除いてあげることです。

 


希望に満ちた「光」の部分(チャンス)

 

ありがたいことに、五月雨登校の時期は、影ばかりではありません。そこには、まぶしいほどの光、つまり大きなチャンスも存在します。

 

そのチャンスとは、お子さんにはまだ「登校できるエネルギー」が残っている、ということです。

 

想像してみてください。一度消えてしまった焚き火に、再び火をつけるのは大変です。でも、まだ熾火(おきび)が残っている状態ならどうでしょう。そこにそっと、優しく空気を送り込んであげれば、炎は再び大きく燃え上がりますよね。

 

五月雨登校のお子さんの心は、まさにこの「熾火」の状態。学校に行かないことに慣れきってしまった完全不登校の状態から再び歩き出すよりも、ずっとスムーズに、継続的な登校へと繋げていける可能性を秘めているのです。

 

この「光」と「影」がくっきりと現れるのが、五月雨登校という時期の特徴です。

 

このことを理解するだけで、親御さんの対応は、驚くほど的確なものに変わっていきます。

 


お子さんの未来のために、親御さんができること

 

では、具体的にどうすれば、リスクという「影」を小さくし、チャンスという「光」を大きく育ててあげられるのでしょうか。

 

キーワードは、「吐き出し」と「特技」です。

 

① 心の安全基地をつくる「吐き出し」

 

まず、お子さんの心に「無理」を溜め込ませないために、「吐き出し」をさせてあげましょう。これは、お子さんのための「心の安全基地」を作ってあげる作業です。

 

・気持ちの吐き出し

 

お子さんがポツリと漏らす「学校、疲れるな」「あいつがムカつく」といった言葉。それを、「そんなこと言わないの」「頑張りが足りないからよ」と正論でフタをせず、「そっか、疲れるんだね」「ムカつくことがあったんだね」と、ただ、ありのまま受け止めてあげてください。

 

アドバイスは要りません。ただ、あなたの気持ちを聞いているよ、という姿勢が、お子さんにとって何よりの救いになります。

 

・からだの吐き出し

 

心が疲れている時、体も悲鳴を上げています。

 

何も言わずに、ただゆっくり眠れる環境を整えてあげる。温かいお風呂に入れてあげる。それだけで、体から疲れが吐き出され、心も少し軽くなります。

 

この「吐き出し」によって、お子さんの心に安全基地ができれば、無理の蓄積による爆発のリスクは、着実に減っていきます。

 

② 生きるエネルギーを育む「特技」

 

安全基地ができて心が少し元気になったら、次はその心に栄養を与えてあげましょう。その栄養こそが、お子さんの「好きなこと」「得意なこと(特技)」です。

 

親御さんから見れば、「一日中ゲームばかりして…」「動画を見て笑っているだけ…」と、バカバカしく、無駄な時間に思えるかもしれません。

 

でも、どうか、その時間を邪魔しないでください。

 

お子さんが何かに夢中になっている時間、それは、すり減った自己肯定感を回復させ、「自分はこれでいいんだ」という根源的なエネルギーをチャージしている、とても大切な時間なのです。

 

その内側から湧き上がるパワーこそが、いずれ現実の困難に立ち向かう力へと変わっていきます。

 


一番大切で、一番難しい、たった一つのこと

 

さて、「吐き出し」で心の安全基地を作り、「特技」でエネルギーをチャージする。
これだけでも、状況はかなり良い方向へ向かうはずです。

 

しかし、五月雨登校の克服を、さらに確実なものにするために。そして、残された「登校できるエネルギー」というチャンスを最大限に活かすために、どうしてもお伝えしなければならない、たった一つの、最も大切なことがあります。

 

それは、親が“余計なこと”を言わない、ということです。

 

とても大事なことなので、もう一度だけ、心を込めてお伝えします。

 

どうか、親が“余計なこと”を言わないでください。

 

お子さんが学校に行ったり行かなかったりすると、親は心配のあまり、つい色々な言葉をかけてしまいます。

 

学校に行けた日には、満面の笑みで「よく頑張ったね!すごいじゃない!」

 

学校に行けなかった日の翌朝には、不安な顔で「…明日は、大丈夫そう?」

 

「えっ、どこがおかしいの?むしろ、褒めて励ましてあげるべきじゃないの?」

 

そう思われたかもしれませんね。そのお気持ち、よくわかります。お子さんを思うからこその言葉ですよね。

 

でも、少しだけ、立ち止まって考えてみてほしいのです。

 

その「良かれと思って」かけた言葉が、実はお子さんの心を静かに追い詰め、最後のエネルギーを奪ってしまっているとしたら…?

 


元不登校の私が、どうしても伝えたかったこと

 

ここで、私(SIAPROJECT 木村優一)自身の、少しつらい経験をお話しさせてください。

 

私も昔、五月雨登校になった時期がありました。

 

ある日、勇気を振り絞って学校へ行った帰り道、母が「よく頑張ったね!」と笑顔で言ってくれました。

 

その瞬間、私の心によぎったのは、感謝ではなく、なんとも言えないザラザラした気持ちでした。

 

(学校に行けただけで『頑張った』って言われるのか…。情けないな、自分)

 

(結局、親は僕が学校に行くことしか見てないんだ。学校に行けば満足なんだ)

 

(じゃあ、行けなかった日の僕は? あの日だって、ベッドの上でずっと葛藤して、必死で戦ってたのに。その頑張りは、ないってこと?)

 

口には出せませんでしたが、心の中はそんな不信感と孤独感でいっぱいでした。

 

「明日は大丈夫?」という言葉も同じです。「僕自身のことじゃなくて、僕が学校に行くか行かないかしか気にしてないんだな」と、寂しくなったのを覚えています。

 

親の言葉一つひとつが、「学校に行く子=良い子」「行かない子=ダメな子」という無言のプレッシャーとなって、私の心に重くのしかかりました。そして、残っていたはずの「行けるかも」というエネルギーは、どんどんしぼんでいきました。

 

もちろん、これは私個人の感じ方です。すべてのお子さんが同じように感じるとは限りません。

 

しかし、17年間、本当に多くのお子さんと親御さんを見てきた今、確信を持って言えることがあります。

 

親が発する一喜一憂の言葉は、お子さんにとって、想像以上に大きなプレッシャーになる、ということです。

 

お子さんは、登校できた日も、できなかった日も、同じように悩み、考え、自分の心と戦っています。明日のことなんて、誰より本人が一番気にしています。

 

そこに親の「余計な一言」が加わることで、お子さんの心は歪み、状況は悪化してしまうのです。

 


あなたなら、きっとできる

 

五月雨登校を乗り越えるために親ができることは、実はとてもシンプルです。

 

お子さんの心に安全基地を作り、エネルギーが貯まるのを邪魔せず、そして、登校に一喜一憂せずに、ただ静かに見守ることです。

 

しかし、このシンプルなことを毎日続けるのは、驚くほど難しいことです。頭ではわかっていても、愛情や心配から、つい口を出したくなるのが親心ですから。

 

ですから、「絶対に間違えちゃいけない」と気負わないでください。

 

もし今日、余計な一言を言ってしまったら、「あ、また言っちゃったな。明日は少しだけ気をつけてみよう」と、ご自身を許してあげてください。その繰り返しが、お子さんとの関係をゆっくりと、でも確実に、温かいものへと変えていきます。

 

私たちSIAPROJECTは、17年間で数えきれないほどの親御さんとお子さんが、この険しい道を乗り越えるのを見てきました。その証として、親御さんから寄せられた喜びの声を集めたPDFは、今や1639ページ(2025年4月時点)にもなります。一枚一枚が、涙と笑顔の、かけがえのない物語です。

 

もし今、あなたが暗闇の中にたった一人でいるように感じているなら、思い出してください。あなたと同じように悩み、苦しみ、そして光を見つけた仲間がたくさんいることを。

 

この記事が、その光を見つけるための、小さな灯火となれば、これほど嬉しいことはありません。

 

そしてもしよろしければ、この情報が、今まさに必要としているどこかの誰かに届くよう、SNSなどで伝えていただけると幸いです。あなたのその小さなアクションが、誰かの心を救う、大きな一歩になるかもしれません。

 

 

監修・執筆:SIAPROJECT(親御さんの喜びの声の数、PDF1600ページ超え!/2025年4月時点・増加中)

 

 

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お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。

 

 

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